――あなたの将来が「取り返しのつかない状態」になる前に知ってほしいこと――
「骨の病気」と聞くと、多くの人は高齢者が対象だと思いがちです。
しかし、実際には若い頃の生活習慣が、将来の骨の強さを大きく左右することをご存じでしょうか。
その鍵を握っているのが、”ビタミンD”です。
ビタミンは、体内で十分な量を合成できないため、基本的には食事や生活習慣から摂取する必要があります。その中でもビタミンDは、骨を丈夫に保つために欠かせない栄養素です。
ところが――
日本人の約8割は、ビタミンDが不足していると言われています。
ビタミンDが不足すると、
- 些細なことで骨折しやすくなる
- 骨がきしむように痛む
- 子どもの場合は成長が妨げられ、身長が伸びにくくなる
といった深刻な影響が現れます。
本記事では、
「ビタミンD不足になりやすい人の2つの特徴」を中心に、
骨粗しょう症を防ぐために今からできることを、分かりやすく解説していきます。
あなたは、自分のビタミンDが足りていると自信を持って言えるでしょうか。
1.ビタミンDの役割とは?

ビタミンDは、骨を丈夫にしてくれる効果があります。
いわゆる骨の基礎をつくってくれる“縁の下の力持ち”のような存在です。ビタミンDには、骨を丈夫にするカルシウムが含まれており、それを腸が吸収し、骨や歯の材料になります。
つまり、
ビタミンDが不足すると、カルシウムを摂っていても骨に届かない
という状態が起こります。
その結果、次のような病気のリスクが高まります。
● 骨粗しょう症
骨の内部がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。
高齢者では、転倒しただけで骨折し、寝たきりの原因になることもあります。
● 骨軟化症(子どもの場合は「くる病」)
骨が十分に硬くならず、
- O脚になる
- 背骨が曲がる
- 身長が伸びにくくなる
といった身体が子供から大人に成長するための影響が出ることがあります。
このように、ビタミンD不足は「今」だけでなく、「将来」にも深刻な影響を及ぼす問題なのです。
2.ビタミンD不足になりやすい人の2つの特徴
では、どのような人がビタミンD不足に陥りやすいのでしょうか。
代表的な特徴を2つ紹介します。
① 太陽の光をほとんど浴びていない人

実はビタミンDは、食事からだけでなく、日光を浴びることで体内でも作られます。
皮膚に紫外線が当たることで、体内でビタミンDが合成される仕組みがあるため、日光浴は非常に効率のよい摂取方法です。
しかし、現代人の生活を振り返ると――
- 家にこもりがち
- 昼夜逆転の生活
- 日中も屋内で過ごすことが多い
- 全身に日焼け止めを塗って外出する
といった人が増えています。
このような生活が続くと、慢性的なビタミンD不足に陥りやすくなります。
とはいえ、紫外線の浴びすぎは、シミや皮膚がんのリスクを高めるため注意が必要です。
目安としては、昼間に15分程度、手や顔に日光を浴びるだけで十分とされています。
② 食生活に偏りがある人

ビタミンDは、すべての食材に含まれているわけではありません。
特に不足しやすいのが、魚やきのこ類をあまり食べない人です。
ビタミンDを多く含む代表的な食品には、
- 鮭、秋刀魚、鰻、鯵、鮪などの魚類
- きくらげ、干ししいたけ、えのきなどのきのこ類
- 鶏卵
があります。
また、ビタミンDは脂溶性ビタミンのため、炒め物など油を使った調理法の方が吸収率が高くなります。
野菜にはほとんどビタミンDが含まれていないため、ベジタリアンや極端な食事制限をしている人は特に注意が必要です。ベジタリアン生活の人は、きのこ類を意識的に取り入れることをおすすめします。
3.ビタミンDを効率よく摂取する方法&注意点

「生活習慣を変えるのが難しい」
「食事だけでは不安」
そう感じる人は、ビタミンDのサプリメントを検討するのも一つの方法です。
ただし、サプリメントは“摂れば摂るほど良い”ものではありません。
ビタミンDを過剰摂取すると、
血液中のカルシウム濃度が異常に高くなる高カルシウム血症を引き起こすことがあります。
その結果、
- 不整脈
- 腎機能障害
- 腎不全
といった重い副作用が出る可能性もあります。
そのため、基本は食事と日光による摂取、生活習慣の見直しを優先し、
サプリメントを使う場合は、用量を守り、必要に応じて医師や薬剤師に相談することが大切です。
■ まとめ――将来の骨を守るために、今できること
本記事では、
「ビタミンD不足になりやすい人の2つの特徴」について解説しました。
1.ビタミンDは骨の健康に不可欠
2.日光不足と食生活の偏りが不足の大きな原因
3.サプリメントの摂り過ぎには注意が必要
健康情報が溢れる現代では、特別な方法に目を奪われがちです。
しかし、本当に大切なのは、
日々の生活習慣という“土台”を整えることです。
日光を浴びること、
食事の生活習慣を見直すこと。
それだけでも、将来の健康の差は大きく変わってきます。
あなた自身、そしてあなたの大切な人が、
いつまでも自分の足で歩き、健やかな毎日を送れることを心より願っています。