【食事】真面目に身体に良い食習慣を身に着けようと思ったら大間違い

「食事」がつくる体質・体型・性格 ― 栄養とカロリーに惑わされない本質的な視点とは

私たちは日々、何気なく食事をしていますが、その食事が私たちの体質・体型・性格までも形づくっているという事実をどれだけ意識できているでしょうか。

世間一般では「栄養バランス」や「摂取カロリーの管理」が健康の基本とされ、多くの医師や管理栄養士もこの考え方に基づいてアドバイスを行います。確かに、一定の栄養素を摂ることや、必要なカロリーを把握することは、健康維持において無視できない要素です。しかし、これはあくまで「一般論」であり、机上の空論に過ぎない場合も少なくありません。

本当に大切なのは、「今の自分の体質」「現在の体型」「性格的傾向」など、自分自身の内側をよく理解し、それを形成してきた日々の食生活の内容を見直すことにあります。

栄養・カロリーだけでは説明できない「体の本質」

栄養学的に正しい食事をしていても、病気になる人はいます。また、カロリーをきちんと管理していても、体質が改善されない人も多く存在します。これはなぜでしょうか。

それは、食事がもたらす影響は「数値化された栄養素」や「摂取カロリー」だけでは測れないからです。私たちの体質や体型、さらには性格的な傾向もまた、日々の食習慣によって形成されます。ですから、単に「バランスの取れた食事」や「適正なカロリー摂取」では、根本的な体質の改善にはつながらないことも多いのです。

「遺伝」よりも「食習慣」が体質を決める

よく「親が○○の病気だったから、自分も遺伝でなるのではないか」と心配する人がいます。しかし、実際に私たちの体質や病気の傾向は「遺伝」ではなく、「同じ食事・生活習慣」による影響が大きいと考えられます。

たとえば、親と同じような体型や性格、病気を抱えている場合、それは同じような価値観の中で、同じような食事を続けてきたからなのです。つまり、親と同じような体になるのは、同じような食を続けているからという側面が非常に大きいのです。

もし、自分の体質や体型、あるいは性格に何かしらの不満や違和感を感じているのであれば、まず見直すべきは「食生活」であり、「育った環境」から意識的に距離を置くことが重要です。

「変わりたい」と思うなら、まず「食」を変える

たとえば、太りやすい体質や慢性的な不調を抱えている方が、「痩せたい」「健康になりたい」と思うのであれば、最初に考えるべきは栄養やカロリーではなく、「どんな食べ物を、どんな時間帯に、どんな心持ちで食べているか」という食事の質と習慣です。

また、親元に住んでいて、どうしても同じ食事を取らなければならない環境にある人でも、睡眠や運動の習慣は自分自身で変えることが可能です。例えば、血中に脂質が溜まりやすい体質であれば、水分を多く摂って血液を薄める、運動を習慣化して代謝を上げる、といった対策を講じることで、食事の影響を中和することができます。

「親元を離れるのは難しい」という方も多いでしょう。しかし、自立することは「親と同じ病気を引き継がないための第一歩」とも言えます。親と同じ食を続ける限り、同じような体質や病気を繰り返す可能性は高いのです。

サプリメントや加工食品が持つ“見えないリスク”

現代では「足りない栄養素を補うためにサプリメントを活用しましょう」といった情報が数多く流れています。しかし、こうした加工食品由来の栄養素を大量に摂取することによって、体内でどのような反応が起きるのか、その詳細は誰にも分かりません。なぜなら、それはまだ研究段階にも至っていない未解明の領域だからです。

むしろ、本来必要な栄養素でも「過剰」に摂取してしまえば、食べ過ぎによる内臓への負担や、不要な物質の蓄積といった新たな問題を引き起こす可能性もあります。健康のためにと始めたサプリメントが、逆に体調不良の原因になってしまうこともあり得るのです。

「あなた自身」の身体に合わせた食を見つけること

結局のところ、「栄養素が足りているかどうか」「カロリーが適正かどうか」といった数値だけを見ていても、真の健康は得られません。自分の身体と丁寧に向き合い、今の体質・体型・性格がどのように作られてきたのかを振り返ることが大切です。

そして、その背景にあるのが「食習慣」や「生活環境」「価値観」です。

自分の食事をどのように見直すか、どこに問題があったのか、それをどう改善していくか――こうした視点を持つことで、はじめて体質を変えることができ、望ましい体型や自分らしい性格も形成されていくのです。


まとめ

栄養やカロリーという数値的なアプローチも必要ではありますが、それはあくまで一つの指標に過ぎません。健康な体、快適な心、自分らしい生き方を手に入れるためには、自分の体質・体型・性格を形づくってきた「食習慣」と向き合うことが本質的な第一歩です。

もしあなたが今、何かしらの不調や生きづらさを感じているのなら、それは単なる遺伝や体質のせいではなく、日々の食の選択から来ているのかもしれません。そうであるならば、自分の「食」と向き合い、変えていくことで未来を変えることは十分に可能です。

あなたの体をつくってきた「食」。それを見直すことが、自分自身を知り、変えるための確かな第一歩なのです。